内視鏡室
Division of Endoscope
内視鏡室
OLYMPUS、FUJIFILMの最新機器を用い、
年間約4500件の内視鏡検査・治療を行っています。
当院は、日本消化器内視鏡学会専門医3名(常勤医師)が中心となり、胃カメラ、大腸カメラを行っています。また、早期の胃癌や大腸癌、大腸ポリープの内視鏡的切除、総胆管結石や閉塞性黄疸、吐血や下血に対する緊急止血術など内視鏡的治療も行っています。医師に加え、内視鏡技師認定資格を持った看護師2名を中心として、複数のスタッフが在籍しています。
内視鏡室は2022年、新型コロナウイルス感染症による影響もあり、検査控えもありましたが、胃カメラ約3000件、大腸カメラ約1200件、その他処置内視鏡を約350件施行しています。
胃カメラ・大腸カメラは他の検査にくらべて患者さんの不安や苦痛が大きい検査といわれています。患者さんの声をしっかりと聞き、患者さんに寄り添った医療を提供できるようスタッフ一同で取り組んでいます。
当院では
- 胃カメラをしてヘリコバクターピロリ(通称:ピロリ菌)の感染が疑われる所見を認めた場合は、その日のうちに検査、治療が開始できます。
- 診断困難時など、複数の専門医による診察・診断が可能です。
- 癌発見時には当院にて精密検査を行い、内視鏡的加療、外科的加療(腹腔鏡等)、放射線・化学療法等を提案することができます。
※地域の開業医の先生方とも連携を取っております。
※内視鏡検査のご希望がありましたらかかりつけの医師(当院健診もしくは主治医を含む)へご相談下さい。
各種ファイバースコープ
当院では胃カメラをはじめに、大腸カメラ、気管支鏡、内視鏡的逆行性胆膵管造影法等の内視鏡検査を行っております。いずれも予約制であり電話での予約は行っておりません。検査当日に飲んできていただきたいお薬や、事前にやめておいたほうがいいお薬があります。予約の際には現在飲まれているお薬をお持ちになって下さい。
「内視鏡検査は大変なのでは・・・」と思われている方も多いのではないかと思いますが、早期の癌であれば、医療技術の発達に伴い、内視鏡での治療が可能な時代になってきました。早期発見、早期治療の為にも定期検診をおすすめします。
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胃カメラ
胃カメラは口からも鼻からも行うことができます。口からと鼻からでは麻酔の方法が異なり鼻からの麻酔のほうが時間がかかります。麻酔の関係で順番が入れ替わることがありますのでご了承下さい。また鼻からの胃カメラは管が細い分画質が悪く観察や洗浄、空気を入れるのに時間がかかります。その為に検査時間が長くなってしまいます。症状がありきちんとした検査を行ったほうがいい場合は口からの胃カメラをお勧めします。花粉症や鼻のアレルギーがある方は鼻の麻酔の副作用で鼻水がしばらくの間続くことがありますのでご注意下さい。
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大腸カメラ
大腸カメラの検査は1日4~5人で予約を行っております。午前9時より下剤の内服を時間ごとに飲んでいただき午後より検査が始まります。便の状況がきれいになったのと同時に受付が早かった順番に検査を開始いたします。最後の方は夕方近くになります。また検査の途中で痛みが強く痛み止めの注射を使用する場合がありますので、来院時は公共の交通機関をご利用になっておこし下さい。